ありがとう。

 こんにちは。立春ですね。みなさん昨日は豆まきしましたか?

 先週は慌ただしい日々が続きました。忙しい時こそ、一息つくことが大切です。

 それにしても、人生はいつどこで何が起こるかわかりません。生老病死に直面する時、人生の短さを痛感します。その度に「私は、今、これをやっていてよいのか。これがなすべきことなのだろうか」と、自問が連続します。

 先日、私の祖父母と60年以上の間柄である方が亡くなりました。頭の回転が凄まじくはやく、常に明るく、面白く、闊達な方で、私は大好きでした。手先が器用で、「柳川まり」を作るのがとても上手でした。入院先からの年始の電話では「また鯉を食べに行こうね」と話していたのですが、かないませんでした。

 

 「病院は何もなかけん、出前ばとるけん あんしゃん婆ちゃんたちと出て来んね」「歌うとば聞こうごたるばってん、出られんもんね」

 「また来年元気になって迎えに行くけんね」と私は電話を切りました。

 

f:id:teruteru007:20190205191300j:plain

 

 おばちゃんの葬式で弔吟をあげることになるとは思わんやったよ。鯉も食べないかんやったのに。鞠作った小遣い銭で電動自転車買って、まだ元をとっとらんやろ。向こうで思う存分乗らやんたい。あんまりおじちゃんをもがうといけんよ。

 今まで、うちのじいとばあ、その娘たちを可愛がってくれてありがとう。

 初めて会った時、おばちゃんが「あんしゃん、仲良しなろい!(「アッシー君になって」の意味)」と言ったのも忘れていませんし、最後にお見舞いに行ったとき「おろ、どこの紳士が来たじゃかと思った」と相変わらずの切れ味を見せてくれたことも忘れません。

 さげもんを見るたびに、きっとおばちゃんの噺を思い出します。どうぞ、みんなを見守ってあげてください。たまには私を笑わせに来てよ。

 寂しいかも知らんけど、うちのじいばあは、まだまだ楽しく暮らしそうです。笑 賑やかに、朗らかに、やっていきます。

 

 健やかで、危険がなく、心安らかに、幸せであれかし!