ステキ女子

 我が家にはステキ女子がいる。

https://www.instagram.com/p/CGBjxS4jRbF/馬さんのママありがとう#平安扣

 うちの家族構成を知っている方はピンとこられたはずである。だが、残念ながら、ちがう。母ではない。ではなくて、私がステキ女子なのではないかと思うのである。

 キモい...と思われた方は、そっとこのページを閉じられたい。

 私の朝はいつもきつい。最近は、肚の底から唸るような声とともに全身の力を振り絞って上体を起こすことから始まる。そして血圧が上がってくるまで、おねーさん座りで5分ほどちゃんこしている(「ちゃんこ」とは、座ることの意味で、子どもに座りなさいというとき「「ちゃんこしよーね」などと私の祖母は言っていた)。・・・アレ、、、全然ステキ女子じゃない。強いていえば座相だけがソレである。

 違う、話はこれからだ。

 私は眠たそうな顔のままマインドフルに洗面所に向かう。“マインドフルに”←ここがポイントである。洗顔と歯磨きをすませると、髪をとかして(最近髪を切ったので、あまりクシを通すところがない)洗濯機を回す。目覚めたばかりのニュートラルなお鼻には柔軟剤の香りがきつすぎる。

 今日は午後から外出なので、朝は部屋着のまま台所へ向かう。紅茶を淹れるためのお湯を沸かす。いつもは水道水なのだが、今日は気分的にDr. Silicaの気分である。抜群のミネラルバランスを備えた某女優も飲んでいるという噂のお水である。お湯が沸くのを待つ間に昨夜のミネストローネを温めてリゾットにする支度をする。どうであろうか、すでにステキ女子の気配がしていると思われる。

 ソファーの方へ目をやると、うちの愛猫、ルーと目が合う。相変わらずかったるそうな面持ちである。ずっと寝ている。朝も昼も夜も寝ているくせに、私が寝るときになると活動を始める厄介な生活リズムを有している。彼女とは生活のリズムが違うのでしばしば衝突することもあるが仲直りするのでご安心を。

 リゾットができた。・・・料理番組と同じく魔法のように出来上がるのである。作り方は来月発売のレシピ本を参照されたい。

 リゾットを運び紅茶を淹れる。「レディグレイ」である。紅茶に ベルガモットオイル、レモン/オレンジピールが加えられた、実にかほり豊かなお茶っぱなのである。実はつい先日、一緒に山に行ったステキ女子が山頂でレディグレイを淹れてくれたのである!山頂で飲むレディグレイのかほりに私はたいそう感激してしまい、思わず「ステキ女子が山頂にきた感溢れてますよ!」などと口走ってしまった。よく考えれば失礼な話である。ごめんなさい(多分ブログを読んでくださるのでこの場をお借りしてお詫び申し上げたい)。かようなエピソードを持ったレディグレイを、めちゃくちゃおしゃれなメンズからもらったマグカップに入れて飲む。「レディ」という名前が付いている時点で、すでにおしゃれ女子である。異論は認めません。

 マインドフルにリゾットをいただいた後、リンゴとキウイを入れたヨーグルトを食べる。デザートというやつである。注目ポイントは、キウイはヨーグルトがかかっていない。綺麗なまま表面に乗っかっている。これは母の作品である。ナマステ。

 そして、この記事を書きながら残っているレディグレイ(しつこい)を飲む。おしゃれメンズから頂いたマグカップは、保温性に優れているのでいつまでもあたたかく飲み物を保ってくれる。ああ、私の心も入れてしまいたい。(参考画像は下。写真の中身はバターコーヒーである←これもおしゃれである)

https://www.instagram.com/p/CDzT0Urjstg/

今朝はこれから☕️#bulletproofcoffee #hydroflask

 しかし、ステキ女子と山頂で飲んだ紅茶はもっとかほり豊かだった気がするのだが、どうしてであろうか。多分お湯の量が違う。山では250ccほどのカップだったのに対して、おしゃれメンズのマグカップは350ccほど入るのである。貧乏性の私はご想像の通りナミナミ入れた。抽出時間を長めにしたのだが、貧乏症がいけなかったらしい。反省。

 さ、気を取り直して、これからビデオメッセージをとろう。私が熱烈に応援している方へのメッセージである。Stay Stylish。冒頭の写真を見直していただきたい笑 ちなみに写真のペンダントは馬さんのママから頂いたもの。謝謝。

 ・・・「これくらいでステキ女子かよ!ちょろいな!」と思われたそこのあなた!今がチャンスですよ(爆笑