悲しい時には駆けつける

 おはようございます。

 今日も寒いです。私はコンサートの後からますます声が出なくなってしまいました。この1週間はおとなしく過ごそうと思います。

 

 さて、先日のコンサートでも話をしたのですが、私の祖父母は非常に個性的な面々で、それぞれの特徴を私たち兄弟は受け継いでいるのだなと感じます。

 私は幼い頃、父方の実家で日中を過ごすことが多かったのですが、私を慈しんでくれた祖母は、私が大学に入学した年の11月になくなりました。

 それは突然の出来事で、法要は悲しむ暇もなく慌ただしく過ぎてゆくように感じられました。葬儀には多くの方がご参列くださいましたが、ほとんどの方に私はお会いしたことがなく、祖母がいなくなってしまったことも相まって、ポツンと孤独になってしまったようで寂しさを感じていました。それを自覚した途端に、大きな不安感が押し寄せてきたのです。

 そんなとき、ふと参列者席に目を向けると、母方の叔母夫妻が座っていることに気がつきました。その瞬間、なんと言いましょうか、「味方がいる」という感覚が私の中に湧いてきたのですね。二人を見ただけで、安心すると言いますか、ホッとしたのですよ。

 日頃は、何気なくそばにいてくれる叔母夫妻ですが、こんなにも私にとって大きな存在であるのだなと感じました。。。そんなことを、コンサートで話をしながら思い出しました。

 

 去年、親戚の葬儀から帰ってきた母は言いました。

「おめでたい出来事の時はそうでもないけど、悲しいことがあったら駆けつけた方がいいなと思った」

 そうですね。その時は聞き流していましたが、駆けつけてくれた人の存在に励まされたことがあったのです。私も、誰かが悲しい出来事に出会った時には、駆けつけるようにしたいと思いました。

 

 健やかで、危険がなく、心安らかに、幸せであれかし!