大人の秋

 おはようございます。

 

 秋も深まってまいりました。この時期になりますと、背筋がすーっと伸びてゆく気がするのは私だけでしょうか。

 

 小さい頃から、この時期に感じる淨らかさが好きで、何となく大人な季節だわ〜と思っておりました。大きくなった今でも、それは変わっておりません。

 

 秋のトワイライトなころ、大切な誰かと二人でベンチに腰掛けて、深煎りのコーヒーが入ったマグカップから伝わる、少し鋭さをもった温かさを感じながら、奥に吸い込まれてゆくような夜の広がりを眺めている・・・なんて光景に想いを馳せたものです。

 ロマンチックですねえ。・・・・よきかな。

 

 しかし、私は気がつきました。この秋の雰囲気は都会ではあまり感じられないのです。福岡ではこの感じ、ないんですよね。3号線を駆け抜ける暴走族諸君とパトカー、物干し竿で突き落としたくなる距離をゆく飛行機。いつも賑やかな街の明かり。

 

 私は思いました。私の好きなロマンチックな秋は、田舎特有のものかもしれない・・・!と。

 

 私は柳川と八女で思春期を過ごしました。そしてこの秋、戻ってみますと・・・感じられたのです!ロマンチックな秋が、吸う息と共に胸のあたりを満たしてゆくことを!

 

 この記事を書きながらいい気分になっているのですが、ちとキモいかなと思う自分もおります。汗・・・そうしているうちに淹れたてだったはずのコーヒーがぬるくなってきましたので、今日はこのあたりで。

 

 健やかで、危険がなく、心安らかに、幸せであれかし!