新年のご祝詞を申し上げます。

 明けましておめでとうございます。

 新しい年をみなさま如何お迎えでしょうか。

 

 大好きな酉年も終わり少し寂しい気もしますが、もう一周気長に待つことにします。

 昨年はいろんなことがありました。厄年でしたからね、本当に笑

 でも同時に、たくさんのことを教わった一年でもありました。人との出会いは無上の宝です。たくさんの方に救われました。

 

 私のこれまでの人生における、一つ一つのできごとが今の私を作ってくれている。全てが大切なことで、一つ欠いても、今の私はないんです。このことに触れたとき、ああ、生きていていいんだ、生まれてきてよかったんだ・・・という思いが生じます。

 

 昨年はとくに、多くの師との出会いがありました。どなたも私にとって、大切な人生の師匠です。

 生徒の準備ができたときに先生は現れる。

 そうなのかな・・・準備ができたのかな・・・。

 

 みなさんに出会うまでの私は、正直、世界なんてどうでもよかったです。世間への愛が消えかかっていました。

 

 ところが昨年末、最後にご縁をいただいた先生にお会いしてから、私の中で確実に、何かの変化が起き始めています。

 

 誰かを責めたり恨んだりしてしまう外向きの怒り。自分を責めたり自己嫌悪に陥ってしまう内向きの怒り。ときにはイライラして他人へ向かったり、自分へ向かって傷つける怒り。それを手放して、解放されますように・・・と祈るとき、消えかかっていた世間への愛が、わたしの中からじわじわ〜っと広がってゆきました。

 

 自分でも驚く体験でした。こんな気持ち生まれ起こってくるなんて・・・。

 

 

 元日、日付が変わったころでした。小学生のときに助けてもらった、私にとって大切な友人から連絡をもらいました。そのとき尋ねられたのです。「てるちゃんの今年の目標は?」と。

 私は「世界を平和で笑顔にしたい」と答えました。小学生みたいじゃないですか!?笑 自分で笑ってしまったのですが、本気で思ったんですよ。まじで。

 

 私はね、小学生のころでさえも、こんなこと思ったことなかった!と思っていたのですが、よーく思い出してみると、私のデフォルトはコレだった!ということに気がつきました。私の心に通奏低音として流れているのは、コレだったのではないか!と。

 とくに去年は、心の波が津波ばりだったこともあり、長い間、私はこの微細な響きをききとることができていなかったようです。

 

 思い出しました。たぶん。これが、私のいのちの輝きであれば、それが一番美しく光ることのできるあり方を見つけてあげようと思います。

 

 今年がよい一年となりますように。危険がないように、健やかで幸せでありますように。

 

 平成30年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

   本田陽彦