閑人こそ銘とすべし。

 こんにちは。本田陽彦です。

 

 久しぶりに心から楽しい時間を過ごすことができました・・・。

 

 先日、数年ぶりに小学校時代の同級生3人と会うことができました。

 彼らはたまに集まることがあったようで、時折、私にも連絡をしてくれていたのですが、なかなか都合が合わず断念していました。

 

 最後に連絡をもらってから8ヶ月以上経った先日、思いがけず食事のお誘いをいただきました。幸い何の予定もなく、夕食の場にまぜてもらったのです。

 

 私が最後に彼ら会ったのは高校生の頃でした。小学校のときの恩師が転勤するために同級会を兼ねて集まったのです。そのときに寄ってどうするかと話をしたのが彼らでした。

 

 それから数年ぶりに顔を見ます。私はなんとなく緊張しつつお店に向かいました。彼らは気を遣って、私がいる近くの店を予約してくれていたのです。

 私が店に到着して少し遅れて彼らはやってきました。そして「すみません、遅くなりました」と、私と、彼らに会いたいと待っていた家族に言うのです。私の中のイメージは小学生のころのお友達のままでしたから、もうビックリしてしまって笑。とても嬉しくなりました。そうだよね、もう大人なんだもの。失礼しました。

 

 お店に入るとちゃんとアルコールを頼むんだもの笑。これまたビックリして。

 

 私たちの通った小学校では、名前に「さん」付けで呼ぶ伝統がありました。今はどうなっているのかわかりません。私は別の中学に行ったものですから、みんなのなかでは私だけ小学生のまんまだったのでしょう。「てるひこさん」と呼んでくれます笑

 

 まったく違和感がない。恥ずかしい感じもしない。とても心がゆるんで、あたたかくて、ふわりと表情筋が解けるようでした。

 

 「気を遣わなくていい。自分を作らなくていいから楽しいんだ」とそれぞれに言っていましたがまったくその通りで、そんなはからいなんてはじめから頭にないんですよ。

 

 私の詩吟の師匠は70歳を過ぎても、小学生のお友達と年に何度も旅行をして、仲間の良さについて話してくださいます。私にはそんな経験がなかったものですから、ほほう、そんなものなのかと、何となしに聴いていました。

 そんな私にもようやく理解できました。小学校の同級生とはこれほどまでによいものであるかと。

 

 そんな仲間の一人は、小学生の頃の話をよく憶えている。まったく関心する。彼女によると私たちは今考えれば申し訳ないようなことを度々やらかしていたらしい。「そのとき私もいたか?」と尋ねてみるんだけれども、やっぱり「おった!!」と言われるんだから恐縮する(汗。 

 そんな彼女はもう結婚して、立派な奥さん、お嫁さんになっているのだという。こんなところで夕飯食べていていいのかと不安になるのだが、それはそれは立派すぎるお嫁さんであるから、誰も文句は言わないようである・・・。

 

 小さいころから電車が大好きな彼は、今では特急列車でお客さんを安全に運んでくれている。私もいつか彼の運転する電車に乗ってみたいものである。帰りがけに駅の近くを通ると、「おれは休みの日まで駅や電車の音を聞きたくないんだ」と言っている。あれだけ電車が大好きだった男がこんなことを言うようになるなんて、なんだかおかしかった。

 彼は面倒見がよく気がきくものだから、残りのお嬢さんたちから頼りにされている。この日は6時台からお迎えにあがったそうである。始発電車と変わらない運行であろう。頭が下がります。

 

 もう一人のお嬢さんは、これまたお嬢さんという感じである。白熱する掛け合いのなかに、あいも変わらず、拍子抜けするようなことをヒョイと投げ入れる。すると前の2人からビシっとやられる笑。

 彼らの勢いはこちらが圧倒されるくらいに大したものなのであるが、このお嬢さんがうまいこと寸止めするから流れがとまる。そこで収まるような彼らじゃないもので、それを引き金に勢いが増すのであるから見ていて飽きない笑。

 また彼女はたいそうおもてになるようで、手持ち無沙汰であったことはない模様である。こんな大物が仲間内から出てくるとは想像もしていなかった笑

 

 三者三様、みんないいキャラクターである。こんなところへ私を加えてくれたことに、心から感謝をしています。せっかく育んできた彼らの流れを、久しぶりに会った私が滞らせてしまったのではなかろうか・・・などと日頃しないような心配をしてしまうほどに楽しかった。

 

 最後はしっかり家まで送っていただき運転しているところまで見せてもらえて。なにからなにまで感激の連続の夕べでした。

 

 みんなありがとう。

 

 あ、そうそう。「ひまじん」のライングループ、ご招待お待ちしていますよ!!

 

 健やかで、危険がなく、心安らかに、幸せであれかし!