「いのちの物語」

 ご機嫌麗しゅう。本田陽彦です。

 今日は二階堂和美さんの作品を聴いてハッとしたことを書きたいと思います。

 

 私はあまり歌詞のついた音楽を聴かないのですが、たまたまネットで二階堂さんの記事を読み、「あ、なんかいい感じの方だな〜」っと感じて調べてみたんですね。すると、「いのちの記憶」という作品に出会いました。

 聴いていると、言葉がすーっと耳に入ってくるんですよ。普段はそんなに歌詞を気にとめることもなく、メロディーを気に入るかどうかで私の中の好きな曲が決まっていくんですけど、この「いのちの記憶」に関しては、ズドーン(!!)って心のなかに入ってきました。

 これまで出会ってきたいろんな人のお顔が思い出されてきて、ああ、ありがたいなあ〜と。なんとなく、懐かしい気持ちになったんですよ。

 

 じっくり、何巡か聴いていますと、「え・・!?」って冷や汗が出てきました。

 「いまのすべては過去のすべて」っていう歌詞があるんです。そうだよなぁ・・・って。

 でもね、「いまのすべては未来の希望」っていうんですよ・・・。

 

 ・・・私は愕然としました。そんな選択肢があるのか!と。

 思考真っ最中!っていうモードで世界を見ていると、そんな歌詞出てこないですよ。私には。

 

 私のなかに感じられる外的世界。その世界は苦しんでいる人がたくさんいて、もちろん私も苦しくて。これが私のなかに見えている「いまのすべて」なんですよ。だから、「未来の希望」なんてそこから出てくるはずもないんです。

 

 でも、二階堂さんは違っているの。

 

 なんかね、とんでもないものを見せられた気分でした。冒頭で、感じたことを書きます、とか言っちゃいましたけど、書けないですね笑 うん。書けない。書けないことを伝えるために書くことがある。そんな感じ。

 

 健やかで、危険がなく、心安らかに、幸せであれかし!