世界を切り取る道具、私は好きです。

 こんにちは。てるてるブログ久しぶりの更新です。

 

 春一番の便りが届いたかと思うと、九州の福岡では雪が降ったり暖かくなったり、気まぐれなお天気でした。そんな自然の流れも少しずつ春を催しつつあるように感じています。

 

 さて、今日はカメラのお話。

 2012年の購入以来、いつも鞄の中にいてくれたコンデジNikon COOLPIX P310。それから途中で仲間に加わったRICOH GR DIGITAL

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 私が写真を撮るようになり毎日のように使っていた2台です。

 GRはその名に相応しく、予想以上に適切に、空間を切り取ってくれます。小さいボディの中に、しっかりとリキが入っていることを感じさせてくれるカメラです。

 この「リキが入っている」という言葉は、とある先生がプロダクトデザインを語る際に度々おっしゃる言葉ですが、GRを手にした瞬間、「リキ、入ってるねぇ」と言ってしまします。性能はもちろん、持っていることに対する楽しさを感じさせてくれるカメラです。

 ところが、私のカメラにも口コミに見られる症状が発生してしまったのです。レンズ内のゴミ。とてもショックでした。ネットで同じ症状を投稿しているサイトを覗いては、その対処法などを探しました。今のデジタル製品のトレンドを見れば、決して新しいものではありません。そういうわけで、「バッテリーを外して、掃除機で吸引」なんていう荒療治も試してみましたが、失敗。。。それ以来、使用することがほとんどなくなりました。

 一方のP310は現役で頑張ってくれていますが、これも4年前の製品。。。現行のものに比べて起動時間も遅く、フォーカスも遅い。。。このように感じるようになったのも、自分の製作した作品のポスターを作成する必要がでてきたため、昨年の春にちょうど値段も熟れていたNikon D5300を購入したことによります。まったく、ここ数年の時の流れは大きく早いものです。

 それでも、大きな一眼レフを常時持ち歩くわけにもいかないため、近頃ではエラーをお知らせすることも増えたP310を、鞄の中に入れています。「シャッターを切りたい」という心が生じた時に、カメラを取り出し構えつつ、素早く起動・フォーカスの合うカメラを求める心も、少しの間隔をもって、そこに生じるわけです。

 

 昨年は写真を撮りに出かける心の余裕を見かけることが少なくなり、あれやこれやと雑務に取り組む日々でした。

 

    ようやく最近、自分の目の前よりも少し遠く、

   遠くと言っても、手の届くくらいでしょうか。

 

 地域のこと、研究のこと、将来のことを心の対象とすることが出てきました。

 カメラのことを思うことも、そう。

 

 今は富士フイルムの製品が気になっています。

 FUJIFILM X30 という 道具(camera)